皆さんは普段、写真や画像の切り抜きをする時にどんなソフトやアプリまたはwebサービスを使っていますか?
色々な選択肢があると思いますが、今回はMicrosoft office Word(2013)を使って画像や写真の切り抜きを紹介していこうと思います。
Microsoft office Word(2013)の切り抜きは画像加工をしたことがない初心者でも簡単にできるのでぜひチャレンジしてみてください。

今回紹介するのはWord2013での画像・写真の切り抜きですが、およそどのバージョンでも似たような操作となります。
Word(2013)の画像や写真の切り抜き方法の解説
Wordを開く
まずはWordを開きます。


切り抜きしたい画像を挿入する
挿入タブの画像から切り抜きをしたい画像を選択して挿入する。


画像を前面に配置する
今の状態のままでも画像の切り抜きはできますが、切り抜いた後に他の画像と組み合わせたりするかもしれないので画像をキャンバスの中で自由に動かせるように画像を前面に配置します。(ここでは前面で配置しますが、背面でも良いです)



画像挿入しただけでは、画像は動かせません。前面や背面に配置をするとキャンバス内を自由に動かすことができます。
画像を右クリックして、文字列の折り返し(W)にカーソルを置き、表示されるボックスの中の全面(N)をクリックします。すると画像が全面配置(見た目上は何も変わりません)になり、キャンバス内を自由に動かすことができます。


『背景の削除』で切り抜く範囲を選択する
画像をクリックするとWord画面上のリボンに書式タブ(図ツール)というものが表示されますので、クリックをして一番左の背景の削除をクリックします。


背景の削除をクリックすると下の画像の様に切り抜き範囲を選択している状態になります。


切り抜きたい範囲を少しだけ余裕をもって囲みます。
紫色になっている部分が[変更を保持✔]を押して完了すると消える部分になります。下の画像ではイラストの部分を囲って選択しているのでこのまま[変更を保持✔]で完了するとイラストのキャラクター部分だけが残ります。


切り抜き範囲を微調整する
切り抜きたい範囲を囲んでも削除したい部分が紫色にならない場合や逆に囲んだ範囲で残したい箇所が紫になってそのまま完了すると残したい箇所なのに消えてしまったりする場合があると思います。
そんな時は[保持する領域としてマーク⊕]と[削除する領域としてマーク⊖]を手動で選択して微調整しましょう。





まずは[保持する領域としてマーク⊕]を使って紫色になっている削除される部分から残す部分へと変更しましょう。
[保持する領域としてマーク⊕]をクリックします。そして下の画像の様に残したい部分を線で選択します。


選択した部分に⊕のマークが付いていますがこれが保持する部分になります。


次は、逆に[削除する領域としてマーク⊖]で削除する部分を選択してみたいと思います。
まず、[削除する領域としてマーク⊖]をクリックします。


削除したい部分を線で選択します。
選択した部分に⊖のマークが付いていますがこれが削除する部分になります。





切り抜き範囲の微調整は実際に操作してみてコツを掴むのが良いと思います。慣れれば綺麗に切り抜きができますよ。
微調整する為に線で選択した⊕⊖の部分を1つ1つ削除したい場合は、[マークの削除✖]をクリックします。
取り消したい⊕⊖マークをクリックするとクリックした⊕⊖マークが消えます。


変更を保持で切り抜きを完了する
切り抜き範囲を微調整して完了したい時は[変更を保持✔]を押して完了します。


綺麗に選択範囲だけ切り抜けました!


切り抜き後の結果を見てやり直したい場合の処理
切り抜き後の結果が思い通りにならなかった場合は、画像をクリックして、もう一度背景の削除で選択し直すことができます。
また、【Ctrl+Z】を押して操作を取り消してやり直すことも可能です。



【Ctrl+Z】操作取り消しはあらゆる場面で使えるショートカットなのでぜひ活用しましょう。


Word(2019)での切り抜き方法
Word(2019)の場合も切り抜きに関しては操作自体は変わりません。上記のWord(2013)と同じ手順で切り抜きが出来ます。
画像から切り抜きをしたい画像を選択します。


画像をクリックするとWord画面上のリボンに図の形式(図ツール)タブが出てきます。
次に左の背景を削除をクリックします。


削除する範囲と保持する範囲を調整して[変更を保持✔]をクリックして完了です。


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